スマホ用ドラゴンクエストIの無料配信にアプリの可能性を見る

スマホ版ドラクエ1アプリ

こんにちは!
「ECサイトを楽々スマホアプリ化」でお馴染みECアプリコ事業部の安部です。

皆さん、ドラクエⅠはゲットされましたか?

「なんだいきなり!楽天スマートフォン最適化対策の続編も書かずにゲームの話か!?」
と一瞬でも思った方、すみませんすみません、一応アプリ化に関係のある話ですので今日は息抜きがてらお付き合いください(´;ω;`)

 

さて、ご存じの方も多いかと思いますが、11月28日にスクウェア・エニックスより、スマートフォン用ゲームアプリ「ドラゴンクエストI」が先着100万名に向けて無料配信されました。

ドラゴンクエストとといえばファイナルファンタジーと並んで誰もが知ってる超有名ゲーム。
隠れゲーマーの私も当時はやり込みました…。
ドラクエかFFか。 つまりエニックス派かスクウェア派かで友人と揉めたものです。
ちなみに私はスクウェア派で、一番好きなゲームはクロノ・トリガーでした。

はい、実にどうでもいい情報ですね。失礼致しました。

しかし、そんな超有名ゲームシリーズ第一弾の移植アプリが、通常500円のところを無料で貰えるというのだからユーザとしては嬉しい限りです。

せっかくなので、スクエニ側が無料にしてでも大量配布しておきたい理由を少しばかり考えてみようじゃないですか(´~`)

 

使い古しのドラクエI無料化で潜在顧客を獲得、本命販売に繋げるメリット

ちなみにこの記事書いてる間に100万DL突破して無料期間の延長が決まりました\(^o^)/
鈍筆直さなきゃ…。

スクエニがドラクエ ポータルアプリを28日0時配信、先着100万人に「ドラゴンクエストⅠ」無料DL(2013年11月28日)

スマホ版「ドラゴンクエスト」が1日で100万DL達成! 無料期間を延長(2013年11月29日)

 

ソーシャルによる口コミされまくりバズりまくりの宣伝効果

私が最初にこのキャンペーンを知ったのも、Facebookを通じた友人の投稿からでした。

思わず「いいね!」をしてコメントを書き、その情報がシェアされて拡散し…気が付くとタイムラインにはドラクエキャンペーンを叫ぶ友人知人の投稿が沢山!(ゲーム好きの知り合いが多いのも要因ですがw)
これは100万人なんてあっという間だぞ!と思い、とりあえずググッて見ると、既に各種ニュースメディアや個人ブログでも取り上げられており、慌ててダウンロードしたものです。

「ドラクエ」という誰もが知るビッグワード「先着100万人」という限定されたお得感がソーシャルでの口コミ爆発に繋がったのだと思われます。

また、ゲームといえばネットとの親和性は非常に高いです。
攻略サイトだったり実況だったり掲示板だったり…こうしてる今にもドラクエIを無料プレイ中のユーザ達がネットで情報交換を行い、つぶやき、書き込みを残していっています。
これらは無料配信が終わった後もログとして検索結果に残り続ける訳なので、そういったメリットもありますね。

 

 狙い通り無理アプリランキング1位をget

私の鈍筆度合いにも関わらず、現時点(12/4)でもAppStore無料アプリランキングに余裕の1位です。

Appstoreランキング

おそらく一番の狙いはここだったかと思いますが、見事にAppStore無料ランキング1を獲得。

一度ランキング上位に掲載されれば更にそこからのダウンロードが期待されますので、おそらくまずは先着100万人という限定数値を出して飛びつかせ、その後AppStoreランキングから来る不特定多数のユーザには期間延長で対応…っていう予定だったんじゃないでしょうか。
せっかくランキング1位を取っても即終了だと意味がないですからね。

どちらかというと、無料の情報を素早く手に入れて、とりあえずDLをしにくる(色んな意味での)情報強者より、ストアランキングを見て興味持つユーザのほうが売り手側としては欲しい気がします。
少なくとも私がECで販促企画するときは後者のほうが欲しいです。
その後のアプローチもしやすく、本命商品へも繋げやすいので( ´▽` )

 

ゲームアプリではなく、ポータルアプリとして配信

私もインストールしてみて初めて気付いたのですが、これってドラクエIのアプリDLではないのですね。

ドラクエアプリアイコン

アプリをインストールすると、ご覧の通り「DQポータル」と表示されます。

ポータル?ドラゴンクエストIじゃなくて??
と思いつつ起動すると以下のような画面に。

DQポータル画面

なるほど~これは確かにポータルアプリですね。
単にゲームをするだけでなく、ちょっとした暇つぶしの読み物やドラクエに関する最新ニュースを見るのにも使えます。

というか、ゲームの起動アイコンが最下部にある以上、絶対的にドラクエシリーズの情報が目に入ります
ドラクエの場合は今後も確実にシリーズ移植していくので、普通にゲームアプリインストールさせるより賢いですね。
さらに一度インストールさえしてもらえば、今後はこのアプリからプッシュ通知を使った強力な訴求も可能です。

 

広告としても費用対効果は抜群!

通常500円のものが無料で100万個…ということは約5億円分が今回の広告コストとしてかかったのでしょうか?

■追記修正:AppStoreの手数料が30%かかるため、通常販売だと3億5千万円の売上ですね。
(参考)ドラクエ1のiPhoneアプリが無料でもらえる理由が頭良すぎる件

では広告費として3億5千万円かかったということなのか?と言われるとそうでもないような…。

実際、ドラクエIを通常価格の500円で売ったとして、どれだけの期間でどの程度購入されるかは謎です。
隠れゲーマーの私でも正直ドラクエIが500円って高いな~と思いますし、普段パズドラなど無料ゲームを楽しんでるユーザはまず相当面白そうじゃないと手を出さないでしょう。。

また、開発費という観点から見ても移植ものですので比較的安いコストで仕上げられるはずです。
ちなみにドラクエ1は過去これだけのプラットホームへと移植され、もう使い倒した感も十二分にありますw

・MSX
・スーパーファミコン
・ゲームボーイ
・ガラケー
・Wii
・スマートフォン(←今ここ)
(あれ、PSPとかVitaとかには移植されてないんですね…)

そんなドラクエ1を使い、ここまで宣伝効果出したのだから個人的には安いものな気がします(^q^)

 

潜在顧客の100万人にリーチ!アプリ特有の強力な囲い込み作戦

これを書いている時点で既に100万人突破後の延長も決まっていますが、結局のところ、上に書きました諸々の理由からドラゴンクエストIの無料配信は大正解だと思います。

言い方は悪いですが、もはや使い古したドラクエIを使って大量の潜在顧客を囲い込み、今後配信予定の「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」や「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の販売へと繋げる。

弊社サービス「ECアプリコ」でも常にお伝えしていますが、スマートフォンアプリの強みはそのリピート訴求力にあります。
スマホアプリは一度インストールされるとなかなか削除されない傾向にある上、メールマガジンよりもずっと強力なプッシュ通知を送ることが出来るので、こうして囲い込みをしておくことは今後の販売にとって非常に有効かと思います。

一度入れさせてさえしまえば、今後は嫌われない程度にプッシュ!プッシュ!プッシュ!!です。

 

ECサイト的なオチを付けつつ、まとめ★

さてさて、最後はちゃんとEC運営者的な目線で無理やりまとめさせて頂きます。

今回のドラクエ無料配布施策ですが、要は楽天市場やYahoo!におけるEC施策でいうところの「無料プレゼント撒くことで購入体験させてからの優良顧客育成」かと思います。
我々も日々こういった企画を打ち立て、実施しては検証しております。

EC運営をされていればお分かりかと思いますが、大切なのは無料プレゼント撒いた後で、如何にして利益の出る本命商品へと導くか、です。
この新規顧客獲得からの囲い込み、リピート化が最も重要かつ難しいところなのですが…

しかし、大前提として、そもそも撒いた無料プレゼント自体に魅力が無ければ当然その先には繋がりません

こう書くと当たり前なのですが、「無料であげる」となると意外に気を抜きがちなんですよね。
とりあえずコレ出しておくか、的な。
私の思うとりあえず

「無料なんだからどんなものでも嬉しいでしょ?」といった気持ちが入るのでしょうか?
ところがどっこい、ジャンルを問わず最近の市場には低価格・無料でも高品質なものが溢れているため、例えタダでも半端なものを出すと逆効果だったりします(´Д`;)

結局、そこはスマホアプリも同じなので「単に粗悪な移植品を撒いただけだな…」とユーザに判断されると、いくらプッシュ機能を活かして囲い込んだところで次の購入には繋がらないでしょう。
誰も「これは無料版だからイケてないけど、次にお金払って買った時は良いものが期待できるよね!」なんて神様のようなこと思ってくれませんからね。。

 

すでにネットではネガティブ反応も出てきているようですが、スマホ版ドラクエは上手くユーザの心を掴み、次のステップへと引っ張れるのでしょうか?

今後の動きが非常に楽しみですね!\(^o^)/ (DLして起動画面見ただけで満足した私より)